海外旅行でお金を盗まれた場合の対処方法としては、出来るだけ早めにクレジットカード会社に連絡をして、クレジットカード停止を行う事と、同時に大使館に連絡を入れて対処方法を聞く事です。
海外旅行に行くと、旅行先で疲れているなどの原因で、いつもは注意深い人でも紛失を起こしてしまう事があります。
財布は見えなくする
財布を見えない場所に入れておくのは基本ちゅうの基本で、絶対にやってはいけないのは、見える後ろポケットに入れておく事です。後ろポケットに入れておくと、すりが確実にターゲットにして近づいて、ぶつかってくるなどのタイミングで後ろから財布を抜き取ろうとしてきます。自分の分だけではなくて、一緒に歩いているパートナーなどがいる場合には、パートナーの財布・持ち物が盗まれそうではないか良くチェックする事が必要です。
すりは集団で行われる
最近の窃盗というのは、1人で行うよりも集団で行われる場合が多いです。若い10代の女性にアンケートだと言って囲まれたり(パリ)、オバサンたちに集団で囲まれる(ドイツ)など、集団で囲んでポケットをあさってきたりします。最初から集団で囲まれないようにすることが大切で、誰かに声をかけられたら、特に注意するのが良いでしょう。
日本大使館の電話をメモしておく
常に日本大使館の電話番号を携帯しておくと便利です。出来れば、海外で通話の出来る電話を2台保有して置いて、1台を万一の為にホテルのスーツケースにでも入れておくと良いでしょう。財布を無くして電話する場合には、ホテルにお願いして電話を使わせて貰うなどの方法が良いでしょう。日本大使館では、現場の判断にもよりますが、現地の警察に説明する時に電話で翻訳を手伝ってくれたりする可能性があります。とにかく日本大使館に電話して対処方法を聞くのは良い方法です。
トラブルが起きた時こそ慌てずに対処する事が最も大事です。
現地の警察に連絡する
言語ができなかったとしても、とりあえず警察官に話しかけて身振り、手振りで伝えるのは良い事です。どうしても言語が全く出来ない場合には、やはり日本大使館に電話して翻訳を手伝って貰うなどの作業が必要になるでしょう。現地警察では、まともな捜査などは期待できないにしても、少なくとも『紛失届』を発行してくれる可能性があります。紛失届があれば、クレジットカードの付帯保険であったり、加入している保険から紛失物の一部の保証が得られる可能性があります。
クレジットカードを停止する
クレジットカードの停止には電話が必要になります。警察署が親切だと警察官がクレジットカード会社に電話して日本語を呼び出してくれる場合もありますし、ホテルのフロントで電話してくれる場合もあるでしょう。とにかくクレジットカードは早く止めないといけないので、何としても早めに停止しなくてはいけません。
海外からクレジットカード停止する場合には、コレクトコールで電話する事もできるので、相手側に負担して貰うコレクトコールでかけて、住所、氏名、年齢などからカードを検索して貰って、早急に停止措置を取って貰いましょう。現地警察に紛失届を出していれば、カードが不正利用されたとしても、利用分の保証を受ける事ができます。
お金・カードを分けておく
全ての現金・カードを1か所に入れて持ち歩いていると、なくした時に本当に大変な事になってしまいます。万一、財布を盗まれた場合においても、現金・カードを全て失ってしまわないように、必ず分けておく事が大事になります。小分けにした上で、使う分だけ財布に入れておくと良いでしょう。カードの枚数が多くなったり、現金が大きくなる分だけ1回に盗まれる損害も多くなってしまいます。