海外旅行をするついでに日本の財政破綻に備える方法を紹介したいと思います。「海外旅行で余った外貨を保有しておく」という非常にシンプルな方法ですが、日本の財政破綻に備える上では非常に有効な方法になるはずです。
外貨預金が危険な理由
外国の通貨を保有する最も簡単な方法は、日本の銀行で外貨預金を行う事です。日本の銀行預金は、銀行が破綻した時でも1000万円まで保証される「預金保険制度」というものがあります。しかし、この「預金保険制度」は、外貨預金には適用されないので、銀行が破綻した時のリスクは非常に高いのです。
日本の財政危機に備えて外貨預金を行うとは言っても、日本が財政危機になった時には銀行に預金していた外貨がおろせない可能性があります。日本の財政破綻に備える意味で外貨預金を行うという事は、あまり好ましい事ではないという事がわかります。
外貨を現金で保有が安全
外貨は法的に預金保護の対象になりませんので、外貨は現金で保管しておいた方が良いという事になります。外貨を現金で保有すると言っても、わざわざ銀行に行って外貨に交換して保管しておくというのは、手間も手数料もかかります。そこで海外旅行を利用して外貨を貯めましょう。
海外旅行の余りを保管
海外旅行に行った時には、日本円を現地の通貨に両替する人は多いと思います。その時に自分が使う予算よりも少し多めに現地通貨に両替しておいて、日本に帰ってくる時に現地通貨を持ち帰って保管しておくという方法があります。
例えば、アメリカに旅行に行った時に2万円分の米ドルを持ち帰ってきて、中国に行った時に2万円分の人民元を持ち帰ってきて、オーストラリアに行った時に2万円分のオーストラリアドルを持ち帰ってくるなど、少しずつ貯めておけば、外貨を分散して保有する事ができます。
小額の外貨でも財政破綻の時は有効
今までの歴史上、財政破綻した国家には必ずと言って良いほどインフレが起こっています。日本も財政破綻した場合には、日本円の価値が大幅に下落する事によって、輸入品が高くなるなど物価高騰が起こります。
特に食料品などの価格が大きく値上がりすれば、食べていくだけでも非常に大変になります。インフレが起これば、短期間に物価が10倍、20倍、下手をすれば100倍にもあがる可能性があります。そこで外貨を少しでも保有しておけば、当面の食費などに充てる事ができます。
おわりに
「備えあれば憂いなし」という言葉があるように、日頃から財政破綻に備えて対策をとっておけば、万一の時にも慌てずに済むようになります。旅行で手元に残る外貨は数万円分かもしれませんが、インフレが起こればそれが数十万円に化ける可能性があります。
海外旅行を使って日本の財政破綻に備える方法
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