日本の国債残高は1000兆円を超えて、今も増え続けています。現状では、日本国債の75%を国内の銀行など金融機関が保有していて、日本国内だけで日本国債の95%を保有しています。しかし、国内の金融機関が少子高齢化で資産を減らす事によって、日本国内で日本国債の買い手が居なくなる事が心配されています。将来はどうなるか分かりませんが、「備えあれば憂いなし」という事で、日本の国家財政破綻に備える方法を考えてみたいと思います。
外国の通貨を保有する
日本が財政破綻してしまうと、日本円の価値が大幅に下落する事が予想されます。日本円の価値が大幅に下落すると、今まで蓄えた資産の減少になりかねません。そこで、日本円だけでなく外国の通貨を保有する事によって、日本円の価値が大幅下落した時に備える事が出来ます。米ドル、英ポンド、人民元など何カ国かの通貨に分散させて、手元に少しだけ現金で保有しておくと良いかもしれません。
金・銀・財宝を保有する
お金は国が発行するものなので、国の信用が失墜すれば価値が下落しますが、金・銀・財宝はいつの時代も価値があるものです。金・銀・財宝類をお金で購入しておくことによって、インフレなどが起こった時には、家にある金・銀・財宝を放出して、食料品などと交換する事が出来るかもしれません。金・銀・財宝などを手元に保管しておく事は、日本の国家破綻に備える上で非常に有効な選択肢であると言えます。
不動産を購入する
日本円(お金)の価値がなくなると、物の価値が相対的に上昇する事になります。特に土地・建物などは、日本円(お金)の価値が下がった時に保有していると有効な資産として機能します。例えば、不動産を保有して誰かに貸し出す場合には、インフレの価格に合わせて賃貸料金を値上げしていく事も可能になります。逆に借りる側に居た場合には、住む場所にも困るような事態になりかねません。日本でのインフレを想定した場合には、借金で不動産を購入しておくという選択肢もあるでしょう。
お金の借金をしておく
日本が国債を償還出来なくなるなどして日本円の価値が大幅に下落すると、国内でインフレが起こる可能性が高いです。国内でインフレが起こると、お金の価値は無くなる事になりますので、今までの借金を返すのは比較的簡単になります。現在、日本が破綻すると思っていれば、現在の借金を残しておく事で、国家財政が破綻した時に返済が非常に楽に終えられる可能性があります。
財務省のページより公債残高の累積を引用
おわりに
日本の国内にかつてあった工場などは、グローバル経済が加速する中で次々と海外に移転しました。日本国内では、少子高齢化が進展しているにも関わらず、これを支える若者と生産設備がないという事になります。つまり、国民所得の落ち込みによって税収が大きく減少すると、日本政府が国債の償還を行う事が出来ずに「破綻状態」に追い込まれる可能性が十分に考えられるという事です。今後は、日本政府が国債償還出来なかった場合を想定して行動しておく事が大切になるでしょう。
参考リンク
2020年に日本が財政破綻!少子高齢化で社会保障の財源も枯渇へ
http://matome.naver.jp/odai/2139221215089758601
日本の財政破綻に備える方法
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