海外旅行で犯罪被害に合わない為の方法


日本人は、海外旅行で盗難被害などにあいやすいと言われています。日本人は日本国内において現金主義を海外にも持ち込む人が多いので、海外で多額の現金を持ち歩いているので、盗難や強盗のターゲットにされやすいと言われています。日本のような感覚で海外を歩いてしまうと、盗難、窃盗事件に巻き込まれる可能性が非常に高くなっています。海外旅行では、常に自分の持ち物に注意しておく必要があります。

出発前は睡眠を十分にとる
 
人は疲れていると注意力が低下するので、物を忘れたり、無くしたりする事が多くなります。海外に旅行に行くときには、興奮する気持ちを抑えて、出発前にしっかりと睡眠をとっておく事が必要です。出発の便が朝早くの時には、空港近くにホテルを取っておくと良く眠ることが出来ます。体や頭が疲れている時には、自分では大丈夫だと思っていても、日頃は起こさないようなミスを起こしてしまいます。十分な休息と睡眠は、安全な海外旅行に本当に大切なのです。
 
事前の情報収集を怠らない
 
海外旅行に行く場合には、事前に現地の情報をインターネットや書籍などを使って出来る限り収集していきましょう。特に現地の危険地域情報、治安状況であったり、安全情報などが重要になります。ツアーだからといって安心せず、自分で積極的に情報を収集する事が大切になります。また、海外旅行先でのトラブルに備えて、利用した旅行代理店の連絡先、現地の日本大使館の連絡先は、必ずノートにメモを取っておきましょう。
 
外務省の海外安全ホームページ
ホテルは少し高い場所に泊まる
 
海外旅行のホテルは、少し奮発して良いホテルに宿泊しましょう。いわゆるランクが中級グレード(3ツ星)程度のホテルでは、ホテル自体の安全、お部屋の安全に問題がある事が多いです。グレードが高めのホテルで、過去に多数の日本人が宿泊した事があって、特に問題が無かったホテルをインターネットで調べてから予約するようにしましょう。海外での安全を購入すると思って、ホテル代金を奮発しましょう。

 
夜間の外出は避ける

海外旅行では、夜間は出来るだけ外出を避けた方が良いでしょう。お酒などを飲みたい場合には、ホテルの近くのバーに行くなど、安全面に配慮した行動が重要になります。夜の都市というのは、昼間に比べて確実に治安が悪くなりますので、盗難、強盗などに遭遇する可能性はずっと高くなります。また、海外旅行中で疲れていたりすると、日本に居た時には起こりえなかったミスやトラブルが起こる可能性が高まります。特に初めて行くような場所では、十分に注意する必要があるので、夜間の外出は避けるようにしましょう。

知らない人に気を許さない

海外では、知らない人から声を掛けられる事もありますが、絶対に親しく話をしてはいけません。例えば、片言の日本語で話しかけてきて、睡眠薬の入ったジュース、食べ物を勧めてきたり、高いものを買わされたりする場合があります。また、女性2人で現地の見知らぬ男性についていって性的な被害にあうという例もあります。極端な例では、海外で日本人が騙してくるという例もあるぐらいなので、海外で見知らぬ人は絶対に気を許してはいけません。
 
現金は2、3ヶ所に分けておく
 
財布の紛失などに備えて、ホテルに到着した後にスーツケースには小額の現金を入れておくようにしましょう。また、古い財布に小銭と少しの現金を入れておくようにして、バスの乗車券や軽食などでは古い財布を使うようにしましょう。この古い財布は、強盗に合った時にさっさと差し出す財布にもなりますので、使い古して本物らしく見えるようにしておく事もポイントです。クレジットカードの入った大事な財布は、腹巻タイプ貴重品入れに入れておくのが確実です。
 
パスポートの管理を徹底する
 
海外でパスポートを紛失してしまうと、国によっては非常に煩雑な手続きが必要になります。パスポートはホテルのセキュリティボックスに預けて自分ではコピーを持ち歩いたり、腹巻タイプ貴重品入れに入れておく事が有効です。海外旅行でリュックサックにパスポートを入れる事は非常に厳禁です。特にバッグを置いている時に盗難が多発しているので、バッグは安易に視界から見えない横の方に置かない事が大切です。例えば、次のような例が頻発しています。
 
・レストランで席に置いたバックが盗難された。
・空港で隣に置いたバッグを盗難された。
・人混みの中でカバンのジッパーを開けられて盗まれた。

海外旅行保険に加入する

海外旅行に行く場合には、海外旅行保険に加入しておく事が必修です。海外旅行保険は、クレジットカードに付帯されたものがありますが、年会費無料などの保障内容は不十分な場合があるので、十分に保険の内容を確認しておく事が必要になります。また、海外旅行の回数が多い人は、クレジットカードの海外旅行保険の保障内容が良いカードを作っておくという方法も良いでしょう。海外旅行の付帯保険が最も充実しているカードのひとつとしては、楽天プレミアムカードがお勧めです。
 
被害に合った場合の対処方法
 
海外旅行では、どんなに十分な準備をしていても、トラブルに巻き込まれてしまうという事は起こりえます。海外に行く前には、必ず「被害に合った場合を想定」して、トラブルに対処する準備を十分にしておく事が大切になります。海外旅行に出かける前に被害に合った場合の準備をしておけば、万一トラブルに巻き込まれた場合であっても、スムーズにトラブル処理と手続きをしてく事が重要になります。

・日本大使館に連絡する
トラブルに合った場合には、出来るだけ速やかに現地の日本大使館に連絡して、どのような対処方法を取れば良いかを聞くようにしましょう。事前に日本大使館の電話番号を控えておかないと、調べるだけで相当に時間がかかる可能性があります。旅行先の日本大使館の電話番号などは、必ずノートなどに控えておく事が大切になります。

・クレジットカード会社に電話
クレジットカードを紛失した場合には、クレジットカードが乱用される前にクレジットカード会社に国際電話を行ってカードをストップする必要があります。クレジットカード会社に電話するにしても、クレジットカード会社の問い合わせの電話番号すら分からなければお話になりません。事前に必ずクレジットカード会社の問い合わせ先番号をノートにメモしておくようにしましょう。

・現地の警察に被害届を出す
現地の警察に被害届を出して、被害の場所と時間、被害の状況、犯人の様子などを細かく告げる事で、現地警察から証明書を発行して貰います。この警察からの証明書は、後から保険会社で被害金額を支払って貰う為に有効になります。また、現地警察から難しい場合には、航空会社であったり、旅行の添乗員でも許可される場合があります。

・パスポート再発行を想定する
パスポートの再発行は、すぐに出来るものではありません。現地にある日本大使館にいかなければならず、その時に新しいパスポートを発行する為の証明写真、手数料の金銭などが必要になります。

おわりに
 
海外旅行は、1年に何度も行くようなものではないので、出来る限り楽しい旅行にしたいものです。海外旅行中に何かのトラブルに巻き込まれてしまうと、楽しいはずの旅行が全く楽しくない旅行になってしまいます。旅行を楽しいものにする為にも、事前の準備を怠らないようにしましょう。
 

 

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