軍艦ベルファスト号


1938年に進水したこの戦艦ベルファスト号は、軽巡洋艦として最も強力で、第二次世界大戦中に活躍したこの型の船で、唯一現存している軍艦です。退役後の1971年に陳列艦として大英帝国戦争博物館分館となっています。

タウン級軽巡洋艦はワシントン海軍軍縮条約によって排水量が10,000トン未満に制限されました。本来の設計では4連装6インチ砲塔を装備する予定でしたが、建造上の問題によって同級初期の艦には改良型3連装砲塔が装備されました。この砲塔は設計案よりも軽量であったので、節約できた重量は船体装甲および対空兵装に回されて協力な装甲となりました。

戦争の初期にドイツの潜水艦の攻撃を受けましたが修理されて、1952年の終戦に至るまで活躍を続けました。第二次世界大戦の戦艦シャルンホルスト攻撃戦、ノルマンディー上陸作戦、朝鮮戦争にも参加しており、建造から27年を経た1965年に退役しました。

ベルファスト号は、1971年のトラファルガー・デイに初の一般公開となりました。それ以来、ロンドンテムズ河の人気ある観光名所の1つとなっています。観光客は、内部にも入る事が出来るようになっていて、かつて実際に使われていた戦艦の中を見て回る事が出来ます。

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