国会議事堂(The Palace of Westminster)は、正式にはウェストミンスター宮殿(The Palace of Westminster)という名前で呼ばれています。現在は、英国議会が議事堂として使用しているので、日本で言う国会議事堂にあたります。テムズ川の対岸から見ると右と左に大きな塔があることが分かります。右側の塔がビッグベン(106m)で左側の塔がビクトリア
タワー(108m)です。
1836年に委員会は97の計画案の中からチャールズ・バリーの設計したゴシック様式のデザインが採用されました。1840年に礎石が据えられ、貴族院議事堂は1847年、庶民院議事堂は1852年に完成しています。その後に建物の主要部分は1860年に完成しました。第二次世界大戦中の1941年にドイツ軍の爆撃によって庶民院が破壊され、ジャイルズ・ギルバート・スコットの設計によって最初の設計をしたバリーの設計を残しながら1950年に再建されました。
基本的に一般公開されていませんが、特別公開のような形で公開される事があるので、事前に公開日を調べていくと中に入って見学する事が出来ます。