多くの方は、親族の方を癌で亡くされたご経験をお持ちだと思います。癌は遺伝によるものもあると言われますが、ほとんどの要因を探せば、本人の食生活であったり生活習慣に起因するものが多く見られます。特に食生活と規則正しい生活など健康維持が大変重要である事がわかっています。
基本的な生活習慣が癌の予防に最も有効です。
野菜を多く取る
最も癌の予防に重要なのは野菜の摂取と言われています。仕事が忙しいと、朝パンを食べて、昼に牛丼を食べて、夜は飲み会の席でラーメンを食べてというような野菜が非常に不足するような食生活になりがちです。癌に限らず病気を予防して長生きするには、野菜を摂取する事が不可欠になるので、意識して野菜を食べましょう。
ゴミフードを食べない
安い牛丼チェーン店であったり、ハンバーガーのチェーン店は、原価が数十円以下で作られていると言われています。原価数十円で食べ物の生産を行うには、相当に安い原材料を使う事になるので、家庭でゴミとして捨てるようなクズを原材料に使っています。このようなゴミフードを食べると、体の中に毒を取り込んでいるようなものです。牛丼、ハンバーガーなどのゴミフードは、普段から口にしない事が癌予防に効果を発揮します。
喫煙・飲酒を避ける
喫煙は、肺がんなど癌のリスクを大きく増加させる事が分かっています。また、飲酒なども体の様々な器官に長期的なストレスを与えて癌の要因になるとされています。喫煙・飲酒を避けるだけで、癌になるリスクを大幅に低下させる事が出来ます。
適度な運動を心がける
適度な運動を行う事によって、血液の循環が良くなったり、体が温まって細胞が活性化します。適度な運動は風邪などを予防するだけはなく、癌などの大きな病も遠ざける効果がある事が分かっています。運動不足に陥らないように日頃から運動を心がける事が重要です。
睡眠を良く取り規則正しい生活する
人間は本来は、病気に対する免疫力というものが備わっています。規則正しい生活をしていると、細胞に多少の傷が付いたとしても自分で修復出来る能力を持っています。しかし、徹夜続きの睡眠不足などで免疫力が弱っていると、抵抗力が弱くなって病気になりやすくなってしまいます。
虫歯・歯周病を治療する
虫歯・歯周病は体全体に影響を及ぼすので、予防したり早めに治療したりする事が重要です。虫歯・歯周病を治療せずに放置しておくと、細菌が口の中で繁殖して、やがて体全体に影響を及ぼします。虫歯・歯肉炎などが直接的に癌の原因になるいうかどうかは分かっていませんが、虫歯・歯周病などが健康に大きな影響を及ぼす事は確実です。
おわりに
若いときは、誰もが自分が健康だと思っていますが、年をとってから若い時の食生活、運動不足、不規則な生活の影響が出てきます。癌を予防するには、日頃の生活を規則正しくするという基本的な姿勢が欠かせません。大きな病気になる前に予防策をしっかりと考えておきましょう。
発がん時代 科学的根拠に基づく傾向と対策/矢野篤次郎【RCPsuper1206】 |