日本人は、英語を中学校から勉強していますが、ほとんど英語を話せるようになっていません。試験向けの学習ばかりを行っているので、実際には文法しか身に付いていないのです。
基本は繰り返すこと
言語の練習は、繰り返す事で暗記をする事です。日本語は、毎日のように繰り返して使って習得されたものです。日本語を習得した時と同じように外国語を毎日、繰り返して暗記すれば、1年であっという間に外国語を習得する事ができるようになります。
繰り返して学習する為の方法としては、1日のうちで1～2時間を我慢して集中して机に向かって、同じ文章を『暗記』する事です。しかも、言語の場合には、単に試験向けでノートを暗記するのではなくて、リスニングを含めて文章を丸ごと暗記するのが最も効果的です。
良く『どうやったら外国語を習得できるようになるか』という質問がありますが、その答えとしては、忍耐強く外国語の文章を暗記していくという事に尽きます。それを行わなければ、いくら語学学校に通っても、上手に言語を話せるようにはなれません。
リスニングを中心にする
外国語が話せないのは、『頭の中の記憶』に外国語のフレーズが存在していないからです。頭の中の記憶に外国語を存在させる為には、リスニングを中心にした学習が非常に効果的とされています。例えば、CM広告を覚えて口に出せるようになっている人がいるのと同じで、何度もリスニングを行う事で、そのフレーズを口に出す事ができるようになります。
ポイントになるのは、1度聞いただけでは覚えないので、リスニング付きのテキストなどを準備して、何度も同じ文章を、毎日のように繰り返す事で、自然と語学力が向上していく事は明らかです。最初は簡単な文章しか分からなくても、少しずつ難しい文章も理解できるようになります。
分からない文章を丸暗記
自分が理解できない、分からないと思った文章を中心に学習を繰り返せば、その効果は『自分が分かっている事』を繰り返すよりも高くなります。大人になると、分からない事を繰り返すのが苦痛になり、分かっている事ばかりをやりたくなりますが、分からない事を学習する方が学習効果が高くなります。
分からない単語が多い文章を丸暗記すれば、相当の学習効果があるものと考えられます。それを1ヶ月ぐらい繰り返すだけでも、語学力を飛躍的に上昇させる効果が期待できます。海外に留学しなくても、繰り返しの学習で単語量が増えて、リスニングが強くなれば、テストで高得点を取る事も容易になります。
翻訳するのではなくて、丸暗記するメリットとしては、外国語の特有の文化を背景とした言語の使いまわしなどをそのまま覚える事ができるというメリットがあります。
外国語を学習するメリット
グローバル化する社会において、外国語を学習するメリットは、以前にも増して大きなものになってきています。外国語を習得できれば、インターネットで外国語で情報を仕入れたりすることができるようになります。また、外国に旅行に行ってもスムーズに生活する事ができるようになるでしょう。
グローバル化した社会において、外国語ができる人、外国語ができない人では、大きな情報格差になってしまいます。日々の努力で外国語を習得する努力をして、英語、中国語などを中心にして、外国語を習得できるように頑張れば、人生がさらに豊かなものになる事は間違いありません。
グローバル化した社会においては、語学力を身に付けただけで高い給料が保障される事はなくなりましたが、語学力が自分の大きな武器になる事は間違いありません。特に海外とのビジネス・取引を行おうとした場合においては、語学力がコミュニケーション能力に直結していく事になります。
