会社に入社して一生懸命に働いても、給料が上昇しなかったり、自分が思うようなポジションにつかないで「うつ病」などになる人が増えています。会社員を抜け出せない人が「社蓄」と呼ばれています。
会社の業績が上向いて給与が上昇している時は良いのですが、会社の業績が悪化したり、自分のポジションが悪くなったりすると会社に居ない方が良い場合もあります。自分の状況が悪くなった時に会社を辞める方法を紹介します。
年金はどうせ70歳まで出ないので、早めに社蓄を辞める事は大きなメリットがあります。
年金はどうせ70歳まで出ないので、早めに社蓄を辞める事は大きなメリットがあります。
先に貯蓄を作る
貯蓄ゼロで会社を辞めたとすれば、失業保険などが出るかもしれませんが、何も自由に使えるお金があるに越した事はありません。例えば、恋愛に出費が必要になったり、結婚や出産するのに突然のお金が必要になったりというのは良くある事です。
緊急の時に利用する為の100万円ぐらいの預貯金があれば、精神的にもそこそこ余裕が持てますし、何かあっても困る事はありません。とりあえず、「100万円ぐらいの余ったお金」を確保しておきましょう。100万円ぐらいも用意できないなら、辞めても困るだけなので、会社にしがみつきましょう。
収入源を考える
会社を辞めてからの収入源を考える必要があります。収入の見込みも全くなしに会社を辞めると、すぐにお金が底をついて大変な事になってしまうかもしれません。自分が勤務している会社以外の収入源を日頃から少しでも開拓しておく必要があるでしょう。
会社以外の収入源としては、不動産投資であったり、インターネットで稼ぐ副業を行って、それを拡大しながら会社を辞める人が多いようです。もしくは、自分の専門分野を活かして、会社時代の能力と合わせてて事業を起こす(起業する)のも良いでしょう。
住む場所を考える
東京などの大都市に住むか、田舎に住むかという選択をする事になります。当然ながら都会の方が家賃が高くなって、田舎の方が家賃が安くなります。場合によって都会や田舎など実家に住んで家賃をなくすという事も可能でしょう。
生活に必要な衣・食・住の中で、特に住環境の確保がお金の出費であったり、生活レベルに大きく関係してきます。また、住む場所によって、最初に稼がなければいけない金額も変わってくるので、住む場所を最初に良く考える事が重要になります。都会であれば、シェアハウスなどの物件に住むことで安くあげる事も可能です。
社会的身分を考える
日本の社会的区分としては、社長、自営業、正社員、派遣社員、フリーター、ニートなどの選択肢が用意されています。会社を辞めるという事は、自分の身分をどのように振るか考える必要があります。自分の選択によって、支払う税金や費用などが異なってきます。
税務署に「開業届け」を提出すれば、自営業となりますし、何も提出しなくても確定申告する事によって自営業という事もできます。利益が38万円に満たない場合は、確定申告不要でニートになります。また、会社を設立して社長として事業を行うのも良いでしょう。
おわりに
若いうちは会社員としてバリバリ働いていたとしても、年齢を重ねると会社内において地位が危うくなってくる事があります。また、会社を自分が辞めなくても、会社の業績が悪化すると、会社から辞めてくれと言われる「リストラ」も増えてきています。
年金が70歳まで出ない(社蓄が70歳まで続く)ことを考えても、早めに「社蓄」を卒業して自分から積極的に事業を始めていくメリットは非常に大きいです。会社をいつ辞めても良いように会社を辞めた時の身の振り方について日頃から考えておくと良いでしょう。
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