最近では、サラリーマンや主婦などが生活費としてキャッシングを利用するなど、多重債務する人の多様化が進んできています。消費者金融ローンで多重債務に陥ってしまうと、返済するのが非常に困難になってしまいます。多重債務に陥らない為の方法を知っておくと良いでしょう。
キャッシングや消費者金融の無担保・無保証の融資を受けている人は国内に1000万人以上います。その中で100万人ほどが多重債務となっています。また、支払いを3ヶ月以上滞納した「延滞情報」が登録されている人は、300万人ともされています。
多重債務の原因
・ギャンブルが多い
多重債務の原因の多くは、ギャンブルに起因するものと言われています。しかし、最近の日本ではクレジットカードが身近になった事もあって、ギャンブル以外が原因の多重債務者も増えています。例えば、クレジットカードで消費しすぎたり、失業・病気、連帯保証人などがあります。
多重債務者にならない為には、お金の管理が非常に重要なのは言うまでもないですが、日頃から「万一」の時に備えた「現金」を手元に置いておく必要があるという事でしょう。
多重債務にならない為に
・クレジットカードを使わない
クレジットカードのキャッシング機能は、非常に手軽にお金を引き出す事が出来てしまいます。借りたお金であるにも関わらず、手元にお金が残ると「自分のお金」のように錯覚してしまう可能性があります。キャッシング機能は、お金の感覚を麻痺させるので使わないようにしましょう。
多くの消費者金融ローンで多額の債務を抱える人は、クレジットカードのキャッシング機能を限度額まで使い込んでいます。限度額いっぱいまで使って、次のカードをキャッシングで使い込む事を数社繰り返すと、多重債務者となってしまいます。
・ギャンブルをしない
多重債務者の多くは、パチンコ、スロットなどのギャンブルにはまり込んで、自分でも知らない間に「ギャンブル依存症」になった人たちです。パチンコ、スロットなどにお金をつぎ込んでしまうと、すぐに100万円を使い切ってしまいます。
ギャンブルで簡単になくなる100万円ですが、実際に給与の中から貯めるとなると非常に大変です。返済するとなると、金利が付く分だけ貯めるよりも更に大変になります。簡単に使ってしまったお金こそ、簡単に手元に戻ってきません。
多重債務に陥った場合の対処方法
おまとめローンを申し込む
多数の消費者金融から借り入れを行う「多重債務」に陥ると、お金の管理が複雑で難しくなります。金利も各消費者金融によって異なっており、金利が高い所からずっと借りていると損をしてしまいます。
多重債務に陥ったのであれば、最初に金利が低い場所から「おまとめローン」を利用して、ローンを一本化してしまいましょう。おまとめローンを利用する事で、お金を管理しやすくなりますし、金利が低く出来るメリットもあります。
専門家に相談して債務整理する
多重債務に陥ってしまうと、自分で解決を図る事は非常に難しい状況になっていきます。完全に支払いが行えなくなる前の段階で、専門家に相談して「債務整理」を行いましょう。専門家は、債務の減額であったり、払いすぎた利子の返還を金融機関とかけあいます。また、専門家が着手していあら、結果が出るまでは、支払いが停止されます。
弁護士や行政書士の事務所が行っている「個人の無料相談」に気軽に行ってみると良いでしょう。弁護士や行政書士の先生は、専門家として完全に秘密で相談に応じてくれます。自分だけで悩まずに気が楽になりますし、借金を減らせる可能性もあります。
公的融資、公的救済制度を利用
地方自治体にも多重債務者を救済する制度などがあって、低金利で融資してくれる場合があります。ローンをまとめても駄目で、専門家に任意整理して貰っても駄目な場合には、自治体のホームページなどで、救済窓口に相談しましょう。
地方自治体では、生活が苦しい人を支援する制度をいろいろと準備しています。自分の現在の状況を恥ずかしがらずに全て話して、何か良い方法はないかどうかを相談してみるのが良いでしょう。
おわりに
多重債務にいちどなってしまうと、返済だけで10年もの期間がかかってしまいます。その期間はお金を貯める事ができず、返済が終えた後からもお金がない状況で苦労してしまいます。最初から多重債務について良く知っておく事で、多重債務にならないように計画的にお金を使う事が大切になります。
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