最近のビジネスマンは、パソコンを使ったデスクワークが大幅に増えています。その為に肩こりを起こしやすく、姿勢を悪くする事にも繋がってしまいます。姿勢の悪さは、見た目悪いだけでなく、健康上の問題の元になります。
悪い姿勢では背骨に無駄な負担がかかってしまって、関節の痛みであったり、肩こり、腰痛に原因になる事もあります。そこで猫背の姿勢を無理なく改善する方法について解説します。
座るときの姿勢を改善する
・クッション・タオルの利用
気軽に出来る猫背の矯正は、座る時に座席と自分の間にクッション・タオルを充てる方法です。座った時にクッションやタオルを腰の少し上に置いておくだけで、背筋が自然に伸びるので、猫背を矯正する効果が期待出来ます。毎日の生活の中で自然に矯正を行う事が出来るのでオススメの方法です。
・販売された矯正器具の利用
矯正と言っても、おおげさなモノではなく、座るだけのクッションなどです。安い矯正クッションですと、一方向に座るだけで、骨盤矯正とO脚矯正するというモノが多いです。もう少し高いのになると、矯正クッションの前と後で機能が違います。
ある方向では背筋を伸ばします。そして、逆の方向では自然に膝がくっつき骨盤矯正をしてくれます。あるモノでは45°の傾斜あり、無理なく綺麗な姿勢にしてくれます。椅子に座ったとき、体に掛かる体重を分散させ、長時間座っていても、おしりが痛くなりにくく、無駄な疲労も軽減してくれます。疲労が少なくなれば、集中力が上がり、仕事できる時間が増えます。座ってする仕事が多い場合は、こうしたクッションなどを取り入れるのがいいでしょう。
・自分に合った机と椅子を選ぶ
机と椅子は、人の姿勢に大きな影響を与えます。机については、足をある程度は自由に動かせるものを選びましょう。前に物が置かれているなど、足が伸ばせないような机を選んでしまうと、座る姿勢が悪くなってしまいます。机の下の足物には何も置かず、広々としている方が良い姿勢を保てます。
また、長時間座り続ける椅子というのは、出来る限り「質の良い椅子」を選ぶようにしましょう。自宅の椅子などであれば、最低でも1万円を超える価格のものを選んで、リラックスして座れる椅子で作業するのが良いでしょう。職場で椅子が自分で指定できない場合には仕方ないですが、その場合でもクッションを使う事で快適性を向上させるという方法が有効です。
寝具を改善する
・寝具が適切かチェック
ストレッチを毎日する
・全身のストレッチ
ストレッチをする事によって、猫背を意識的に解消する事が出来るようになります。朝起きた時であったり、夜の寝る前などに軽いストレッチを行うようにしましょう。体の関節を柔らかくする事によって、猫背を解消したり、肩こりの原因を取り除いたりする効果があります。関節が柔らかくなれば、腰の負担を和らげながら無理なく猫背を解消できます。
・首・肩の周辺をストレッチ
ストレッチの中でも、特に肩こりの原因になる方の周辺を柔らかくしておきましょう。肩を回したり、首を回したりするストレッチが有効です。立った状態で両肩を後ろに回すストレッチであったり、空手のように両手の拳を腰に構えて背筋を伸ばし、拳を片手ずつゆっくり前に突き出すストレッチなどが有効です。このようなストレッチを毎日欠かさず行うようにしていれば、歩くときの姿勢も自然と改善されてくる事でしょう。
カイロプラクティック、整体の利用
自ら、正しい姿勢を維持しようとしても長続きしない場合が多いです。それは、悪い姿勢は、癖になってしまい、なかなか直りにくいからです。そういう人でも、正しい姿勢になるチャンスはあります。カイロプラクティック、整体で、骨格を正しくしてもらうのです。今主流のソフトな手技や矯正器具で姿勢を矯正してくれます。
整体というと、体をボキボキされて、痛いイメージがあります。でも、今は無理のない施術なので、安心です。そこでは、悪い姿勢になる生活を改善する指導もしてくれます。いくら治療しても、日頃の姿勢も変えていかないと治りません。
姿勢が矯正されるまでの期間は、個人差が大きいです。うまくいく場合は、1か月程度で治ってくれます。長くかかる場合は、1年以上かかります。矯正の期間が長引いてしまう場合は、どういう状況が考えられるのでしょう。まず、明らかに姿勢が悪いのがわかる場合です。あとは身体の力を抜く・体をゆだねるのが出来にくい場合です。加えて、身体を動かすのが苦手だったりしも、けっこう矯正の時間がかかったりします。
おわりに
これだけの対策をすれば、姿勢はかなり改善されるはずです。治るまでの期間には、個人差がありますが、やれば確実に効果が現れるでしょう。
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