Facebookは、実名性をとっており、実名で交流するソーシャルネットワーク(SNS)として世界中に広まってきました。今では、世界中の10億人近い会員がいると言われています。そのFacebookは、日本でも広まりを見せてきていますが、一方で個人情報が漏洩する危険性も指摘されています。
日本国内では2012年現在で500万人を超える人がFacebookを利用しているという事ですが、多くの人が「インターネット上に情報を公開」して、本名、写真などを「全て公開」にしています。このような危険な状況に陥らないように、Facebookを安全に利用する方法を解説します。
自分の本名を公開しない
これは基本中の基本で、Facebookは実名性だからと言って、正直に実名を公表する必要はありません。自分の本名は安易に公開すべきではありません。社会人として、プライベートの生活が多くの人に知られると、不利益を被る事があるからです。Facebookの規約は法律ではないので、規約を守らずFacebookを追い出される事があっても、それで法的に訴えられる可能性は皆無だからです。
・基本はローマ字で登録(漢字は本人特定が容易なので避ける)
・苗字・名前を1文字ずらすで登録(例:「Sasaki nobuyuki」→「Sasa nobu」など
・最初から本名を利用せず名前部分を「あだ名」にする
自分の写真をアップロードしない
Facebookのプロフィールに自分の写真を公開している人は多いですが、名前と写真が一致すると個人情報の漏れに繋がります。Google Image検索でFacebookの名前を入力すると、プロフィール写真が出てきます。Google Image検索では、1枚の写真から同じ人物の写真をウェブ上で探す技術も既に公開されています。あなたのウェブ上で公開された写真が全て筒抜けになる可能性があります。
自分の写真は、Facebook上にアップロードしないようにしましょう。もしくは、アップロードしたとしても遠くから撮影されたものであったり、後姿であるなど、直接本人が特定出来ないような写真をアップロードする方が良いでしょう。自分が特定されるような写真は、簡単にダウンロードして友達などのPCに保管され、後から流出する危険がある事を忘れてはいけません。
自分の写真は、Facebook上にアップロードしないようにしましょう。もしくは、アップロードしたとしても遠くから撮影されたものであったり、後姿であるなど、直接本人が特定出来ないような写真をアップロードする方が良いでしょう。自分が特定されるような写真は、簡単にダウンロードして友達などのPCに保管され、後から流出する危険がある事を忘れてはいけません。
自分の写真を勝手に公開する友達に注意
自分がFacebookの利用を気をつけていたとしても、友達がパーティなどのプライベート写真をウェブ上に公開する可能性があります。自分の友達が他人の写真を次々と公開しているような人であるならば、早めにその友達に注意してあげるべきでしょう。例えば、取引先の人が名刺からFacebookであなたの名前を検索して、「友達の写真を通じて」パーティではしゃいでいるあなたのプライベート写真を見つけるかもしれません。自分の知らないうちに取引先に彼氏の有無が知られて広まったり、プライベート写真が出回ったりする事が考えられます。
「友達が公開している写真」から、自分でも無意識のうちに自分の個人情報が漏れ出す可能性があります。取引先がビジネスで全く知る必要が無い彼氏・彼女の有無、未婚・既婚、友達関係、出身大学などが友達の情報を通じて筒抜けになる可能性があります。自分では意識していなくても、相手に自分の情報が筒抜けになっている可能性があるという事を常に意識しておく必要があります。
「友達が公開している写真」から、自分でも無意識のうちに自分の個人情報が漏れ出す可能性があります。取引先がビジネスで全く知る必要が無い彼氏・彼女の有無、未婚・既婚、友達関係、出身大学などが友達の情報を通じて筒抜けになる可能性があります。自分では意識していなくても、相手に自分の情報が筒抜けになっている可能性があるという事を常に意識しておく必要があります。
Facebookの公開範囲は「友達」まで
Facebookの公開範囲を「友達の友達」にしている人は意外と多いものです。友達の友達にしていると安心だと思いがちですが、ここは大きな落とし穴があります。自分の友達が100人いたとすると、友達の友達は100×100=1万人にもなるのです!1万人の中には全く知らない人やスパマーが含まれている可能性が排除出来ないので、ネット上に情報をオープンにしているのと同じ事です。
Facebookの公開範囲は、「自分限定」もしくは「友達限定」にしておくようにしましょう。間違っても、「友達の友達」を選択しないようにしましょう。繰り返しますが、友達の友達=インターネット上の全ての人と同じ事です。Facebookの右上にあるタグの「プライバシー設定」で、今すぐ「友達に公開」までに情報公開範囲を限定しておきましょう。
頻繁にログアウトして「いいね!」ボタンを押さない
Facebookは、常にログインにした状態にしておいて、ウェブサイトなどと連動できるようになっています。ウェブサイトで「いいね!」ボタンを押した瞬間に、自分のFacebookページにそのサイトが表示されるだけなく、ウェブサイト側にもあなたのプロフィール写真がバッチリ表示されます。あなたには何のメリットもないにも関わらず、多くの人があなたのページを訪問して、友達関係、人間関係、プロフィール情報、興味のあった記事などを確認する事ができます。
Facebookにログインし続けると、自分でも気がつかないうちに「自分の情報が垂れ流し」になってしまう可能性があるという事です。Facebookを利用するのであれば、頻繁にログアウトするようにする事で、自分の情報が別のサイトに流れたりする事を防ぐ必要があります。ログアウトしておけば、間違えていいね!ボタンを押しても、プロフィールに連動される事はありません。
多くのウェブサイトが「FacebookのBox」を設置して、個人プロフィールとサイトを連動しています。こんな感じのBoxを見たことあるはずです。
Facebookアプリを利用しない
Facebookにはアクセス許可があり、メールアドレス、電話番号、居住地等、全て許可したらそのまま渡されます。アプリの会社にこのような個人情報が渡ってしまうと、自分が知らない間に個人情報が何に使われるか分かりません。Facebookのアプリは個人情報を収集する為の有害なものが数多くあると報道されていますので、Facebookのアプリは利用しない方が良いでしょう。
おわりに
Facebookで怖いのは、自分でも知らない間に第三者によって個人情報の収集が行われている点です。自分の写真がダウンロードされて別の場所で利用されたりする事です。また、公開されている情報から学歴、住まいだけでなく、家族構成、友人関係、趣味など様々な情報を知る事ができます。
例えば、転職する時に企業の担当者がFacebookで検索をかけていたり、取引先の企業担当者がFacebookを検索したり、下手をすれば宿泊したホテル関係者がFacebookであなたのプライベートを覗く事も可能です。ウェブ上で情報を公開する事によって、自分でも気がつかないうちに事件・事故に巻き込まれる危険性を認識して、安全にソーシャルネットワークを利用する方法を身につけておきましょう。
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Comments
上記のように考えるくらいなら『Facebook』はやめておきましょう 笑
個人情報が流れると分かっていても、友達がみんな利用していると、「利用しない方が変だ」ぐらいに思われるかもしれないからね。
仕方なくやっている人も多いんじゃない?
フェイスブックは悪の崇拝行為です。他人と繋がっているというより、知らずうちに脳が犯されてしまいます。四六時中、タブロイドや携帯に踊らされるこの国の状況下はもはや異常です。ヴァーチャルはただのまやかし物です。現実世界は全てにおいて尊い筈です。
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