日本社会は少子高齢化で労働人口が不足していますが、社会に愛想をつかして家の中にひきこもる若者が増えています。日本でもひきこもりの事をイギリスにならってニートという名前で呼ぶようにして、対策を行ってきていますが、その数はバブル崩壊以降に急速に増え続けています。
内閣府の調査では、引きこもりの数は全国で100万人に達するとされており、予備軍150万人を合わせると250万人ほどがひきこもり状態にあります。今はサラリーマンをやっている方も、何らかの原因で失業すればニートになるので、誰もがひきこもりニートの可能性を抱えている社会と言えるでしょう。
自宅にひきこもる原因としては、職場に馴染めなかったり、病気になったり、就職活動に失敗した場合が多いようです。ひきこもりる事は本人の自由ですが、自宅に居る事が多くなるので、健康の維持が難しくなるでしょう。そこで、自宅にひきこもっりながらも健康維持する方法を考えてみましょう。
外出を心がけよう
・スーパーに食料を買出しに行く
ひきこもりの中には、「近所の人に見られちゃう」などという理由からスーパーに買出しに行く事すら嫌がる人がいますが、スーパーの買出しは生活そのものを行う行為で大変に重要です。是非とも自分で1週間に1回以上のスーパーの買出しに行きましょう。自宅で親と同居して居る場合には、率先して家族の食料を買ってきましょう。
スーパーに買出しに行くメリットは沢山あります。先ず、買出しに行くという名目で外に行くので、良い散歩がてらの運動をする事が出来ます。また、食材を買い込む事によって、自分の食生活に気を使ったり、健康にも感心が出てくる事になります。更には、外に出歩く事で気持ちを前向きにしていく事にも繫がります。
・近くの温泉・銭湯に遊びに行く
日本は、温泉大国と言われており、全国各地に温泉があります。都会から田舎まで日本全国には、必ず自宅の近くに温泉・銭湯があります。自宅にひきこもってシャワーを浴びる生活では健康的とは言えません。温泉・銭湯に行く事は沢山のメリットがあります。先ず、近くの温泉・銭湯まで歩く事で散歩がてらの運動になります。また、お湯につかれば、体が温まって血行が良くなり、病気を防ぐ事が出来ます。
・旅行に出掛ける
ひきこもりニートにとって、旅行ほど良い外出の機会はありません。自分で楽しい旅行計画を組むのも良いですが、オススメしたいのは旅行ツアーに参加する事です。旅行ツアーに参加する事で、他の人と一緒に行動して時間を守る事になったり、自宅に居ては生まれない他人との交流も自然に生まれる事になります。安いツアーならば、数万円からあるのですが、サラリーマンをしていると時間が無いので参加できません。ひきこもりニートの時間的な優位性を活かして、積極的にツアーに参加する事が健康維持にも繫がります。
家の中での健康管理をしよう
家の中での健康管理をしよう
・自宅でストレッチ&筋トレ
自宅で簡単なストレッチや筋トレをする事も健康維持に大いに役立ちます。ストレッチして体を柔らかくしておけば、怪我などをしづらくなるだけでなく、体の調子を整えて健康を維持できます。また、筋トレをする事によって体に筋肉が付いて体が引き締まり、自分に自信が持てるようになります。
・消灯時間をきちんと守る
自宅のひきこもりに多いのは、消灯時間を守らずにインターネットなどを夜中にやるなど、生活が不規則になってしまっている事です。夜に起きていて、朝が近くなると寝るような生活を続けていると、自分が気がつかないうちに疲れがたまってしまって、免疫力が急激に落ちて病気になりやすくなります。長期間にわたってこのような生活を続けると、重大な病気を発症する可能性が高まります。夜の12時前には、きちんと寝るように規則正しい生活を習慣ずける必要があります。
健康維持を心がけよう
・健康診断を年1回は受診する
会社などに所属していると、年に1回の健康診断を受ける事になっています。自宅にひきこもってニート状態にあると、この1年に1回の健康診断も受けに行くことがありません。自分で自治体などに確認して、自治体が行っている健康診断を受診出来るかどうかを確認してみましょう。
・定期的に歯科クリーニングに通う
ひきこもりとして自宅に居ると、虫歯になるまで歯医者に行かない人も多く居ます。せっかくニート状態にあって時間があるのだから、1回3000円程度の歯科クリーニングは、定期的に受診するべきでしょう。歯科クリーニングを定期的に行っておけば、虫歯の予防に大いに役立ちます。
おわりに
自宅にひきこもりの期間が長くなれば長くなるほど、健康を維持する事が難しくなる可能性があります。運動不足になってしまったり、食べるものが偏ったりする事を防いで、自宅に居ながらも健康的な生活を目指すべきでしょう。健康を維持する為の心がける事で、生活のリズムを意識するようになったり、外に出歩くようになるので、ひきこもりニート脱却のきっかけになる可能性が高いと言えます。
カテゴリー: