最近の日本では、不動産価格の下落が続いたり、少子高齢化の影響などもあって、不動産が以前のようにすぐに売れる事は少なくなってきています。特に地方都市などにおいては、不動産を販売にかけても簡単に買い手がつかず、売却に苦労するという話を聞く事も多くなってきました。使い手がない物件を持て余していると、固定資産税などの多額の費用がかかってしまいます。出来るだけスムーズに売却を進める方法を考えてみましょう。
売却地域の調査を行う
不動産選定において最も大切なのは、その地域に精通している事です。周囲の人なら誰も買わないような物件であっても、外部の人が「条件が良さそう」と感じて購入する事は良くあります。先ずは、自分が販売する物件の周囲の情報について詳しくなる事で、物件のある地域の良い面と悪い面をしっかりと把握しましょう。売却する地域の周辺に新築の住宅が沢山建っていたり、周囲に空き家がかなり目立つようになっていたり、もしくは近くで事件が発生してマスコミが押し寄せた事があるなどの物件は、あまり好まれない傾向があります。
物件の写真を美しく撮影する
最近では、不動産物件をインターネットなどで検索する人も増えているので、不動産物件の写真が美しく撮影されている事がとても重要になってきています。自分が持っているデジカメで撮影した写真が今ひとつのようであれば、カメラが趣味の友人に依頼したり、プロのカメラマンに物件を撮影して貰うのも良いでしょう。見学に行きたい物件に見せる事が重要になります。
物件を思い切って値下げする
不動産物件の多くは、買い手からみると「高すぎる価格」に設定されていて、買う気になれません。売れ残るぐらいであれば、思い切って値下げした方が良いでしょう。また、不動産物件の案内などに「価格交渉には応じます」などの旨を記載しておく事も有効です。周囲の物件と比較して少しお得な物件に見えるぐらいの価格にしておくべきでしょう。
値下げしたらすぐ広報で目新しいさを演出
不動産物件を売ると決めたのであれば、出来る限り早めに売却してしまった方が良いでしょう。値下げを行っても売れ残ってしまうと、誰も買わない物件と見られてしまって、ますます買い手がつかなくなるかもしれません。不動産物件の値下げを行ったら、買い手を素早く見つけられるように、不動産業者と相談して広報などを積極的に行ってみるのが良いでしょう
短期勝負をかけてホットな物件を演出
短期間に問い合わせが多ければ多いほど、売り手にとっては有利な条件で売却交渉をすすめる事が可能になります。売却しようと決めた1ヶ月の間は、見学の時間制限などをなくすなどして、不動産の見学者が1ヶ月の間に集まるような工夫をする事が重要になります。買って貰える人は見学者の中から現れるので、とりあえず沢山の人に見に来て貰えるようにする事が大切です。
手を加えて魅力的な物件にする
不動産物件によっては、少し手を加えるだけで魅力的な物件に見える事があります。例えば、建物の外観が問題であれば、ペンキで塗りなおすだけでイメージを大きく変える事が出来ます。また、外装は家の寿命を決めるとも言われているので、購入者も外装に敏感な人は多いです。ペンキの塗装費用はかかりますが、早めに売却出来て固定資産税の支払いが無くなれば安いものです。加えて、内装のリフォームであったり、水周りなど汚れが目立つ所も多少の費用をかけて直すだけで印象を大きく変える事ができます。
全国規模の不動産業者に依頼
どうしても販売したいと思う物件があれば、全国を対象にした不動産業者に依頼してみるのも良いでしょう。その際には、どうしても売却したいという意向を伝えて、値引きの範囲など真剣に相談に乗ってくれる不動産業者を選ぶようにしましょう。地方都市であったとしても、将来にわたって移住してきたい人が居たり、自分が思いつかない用途で利用したいと思う人が居るかもしれません。地域の人に魅力的に見えない物件でも、外部の人が買ってくれるという場合はありますので、全国規模の不動産業者に依頼してみましょう。
おわりに
不動産物件は、購入する側にとってもとても高い買い物になりますので、買い手に満足して貰えるように誠実に対応して貰う事が重要になります。その為には、仲介してくれる不動産業者の選定であったり、頻繁に不動産業者と連絡をとる事で購入に関心がある人が居たかどうかを探るなど、仲介する不動産業者と一緒になって販売を行っていける事が重要になります。
家や土地などの不動産物件をスムーズに売却する方法
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