最近では、日本人でも体重が重い「肥満体質」の人が増えてきています。体重が増えると、血圧が上昇して心臓に負担をかける事につながり、心臓の病気が発生しやすくなります。また、肥満の人が糖尿病になるリスクも高いとされています。
病気を予防する上でも健康的なダイエットは欠かせません。そこで、健康的に無理なくダイエットする方法を紹介します。
食べないダイエットは危険
「食べない」事で無理やりにダイエットを試みる人が多いですが、食べないダイエットは絶対にやめて下さい。食べないダイエットでは、必要な栄養素まで取り込めなくなるので、健康に悪影響を及ぼすリスクが極めて大きくなります。たとえ食べないダイエットで無理に痩せたとしても、不自然な痩せ方で、周囲の人から「ゲッソリした」と言われる気持ち悪い痩せ方になります。
そればかりでなく、食べない事によるストレスの「リバウンド」があれば、以前よりも更に太ってしまう事になりかねません。食べないのに運動してダイエットしたりすれば、下手をすれば体を壊したり、病気になる危険すらあります。食べる量を減らしてダイエットするという考え方は正しくありません。食べる量を保ちながらダイエットするというのが正しいダイエット方法です。
太る原因は食の質
体重が増えてしまっている人の多くは、小さい頃からの食習慣に問題がある場合が多いです。アメリカ人、イギリス人などに肥満が多い事を考えると、食習慣によって肥満が形成されてしまう事が分かります。太る原因として重要になるキーワードは、肉、油、糖です。
質の悪いひき肉と油を大量に使ったハンバーガーのようなものばかり食べているとすぐに太ってしまいます。また、チップスのようなスナックでは、糖分や塩分の取りすぎになってしまいます。食べるものが悪いから太ってしまうのです。
量ではなくて質を重視する
健康的なダイエットで最も大切な事は「食べないこと」ではなくて、「食の質をあげること」です。食の質を上げるというのは、質の良い食材を使って、自分で調理した料理を食べるようにする事です。スーパーで購入する肉は、質の悪い安い肉ばかりにせず、たまに奮発して質の良い肉を購入しましょう。また、魚料理を増やしたり、野菜料理を増やす事も重要です。食の満足度をあげる為にたまに寿司などを食べる事も良いでしょう。
食の質を上昇させる事によって、少量でも食に対する満足感を得る事が重要になります。
・少し高い肉を使う
・魚料理を増やす
・野菜を増やす
・自分で作る
運動量を増やす
これは最も基本的な事ですが、食事だけでダイエットするには限界があります。ダイエットを効果的にする為には、運動量を増やす事は欠かせません。満足のいく食事をとっていれば、元気に運動する事が出来るはずです。運動する際に大事な事は、最初から無理して慣れない運動せず、最初は寝る前のストレッチなどから始めてみてはいかがでしょうか。次に短時間の近所の散歩などを行って、慣れてきたら少しずつ散歩の時間を増やしていけば良いと思います。近所の景色を見ながら楽しく散歩するという所がポイントでしょう。
・最初はストレッチから
・無理せず散歩
・近所の景色を楽しんで散歩
間食をやめる
食事と食事に食べるおやつなどの間食というのは、余分なカロリーの取りすぎで体重を大きく増やす原因になります。間食の原因としては、食事が満足に出来ていないストレスであったり、生活・仕事のストレスが原因となる場合が多いです。食事の時に満足のいく食事をした上で、仕事・生活など日頃のストレスを軽減していく事が重要になります。
おわりに
多くの人はダイエットを「食べる量を減らす事」であると考えていますが、これは間違えです。食べる量を減らすと、食に対する満足感が減って間食の原因になったり、ストレスの原因になったりします。ダイエットを効果的にする為には、良い食材を調達して調理して食べるという事が最も重要です。良い食材を購入するにはお金がかかりますが、病気の予防だと思って食べ物にはお金をかけるようにする事が大切です。