寒い冬には、夏に比べて運動量が低下するので、体温が下がるなどして免疫力が低下します。人間の免疫力が低下した状態では、歯の病気である歯周病にかかりやすくなったり、ウィルスに感染して風邪をひいたりするリスクが高まります。
冬に免疫力を高めて風邪になりにくくする基本的な方法を紹介します。
部屋を十分に暖める
部屋を暖かく保っておくことで、人間の免疫力を大きく向上させる事が出来ます。自分がいつも過ごしている部屋は、エアコンやヒーターの温度を自分が快適と感じる温度に設定して、ポカポカ温まるようにしましょう。省エネを心がける事は大変良いことですが、部屋の寒い状態が原因で風邪をひいたりすると、余計に費用がかかります。
睡眠を暖かく快適にする
寒い冬になると、暖かいこたつの中で寝てしまったりする事がありますが、こたつに長時間入っていると逆に体調を壊す原因になってしまいます。先ずは、布団や毛布をしっかりとしたものを揃えて、暖かく寝られるようにしましょう。その上で、寝る前に布団を温める為に布団乾燥機を利用したり、湯たんぽなどを足元に置いて寝るなど、布団の中を快適に保つ工夫をして快適に寝られるようにしましょう。
適度な運動をする
冬になると、寒いので家の中に引き篭もりになりがちです。しかし、ずっと家の中に居て運動をしないでいると、体内を巡っている血液の循環が悪くなったり、体温が低下してしまうなどの体に悪影響が出てしまいます。30分ほど景色をみながらゆっくりと外を散歩するだけで、体の体温が上昇して血液の循環も良くなります。
散歩などの適度な運動は、体と一緒に心もリフレッシュする効果があり、ストレス軽減にも大いに役立ちます。また、外の天気が悪かったり、足元が悪くて散歩など外出した運動が出来ない場合には、部屋でストレッチをすると良いでしょう。ストレッチをする事によって体の血流が良くなれば体が温まりますし、姿勢を良くする効果も期待出来ます。
暖かい服装を身につける
外が非常に寒いのに帽子を着用しなかったり、手袋を着用しなかったりして外出すると、免疫力が低下した状態になってウィルス感染などのリスクが高まります。冬に外出する場合には、帽子、手袋、マフラーなどをきちんと着用した上で、暖かい服装で外出しましょう。暖かい服装で外出出来れば、野外活動も楽しく出来ますし、ウィルスなどを体内に取り込む危険も減少させる事が出来ます。
ただし、冬場の手袋、マフラーなどが原因になった事故なども起こっています。例えば、手袋がエスカレーターに巻き込まれたり、マフラーがバイクや乗用車などに引き込まれたりする事故です。これらの事故を起こさない為には、手袋、マフラーなど防寒具の取り扱いに十分に注意する必要があります。
水分を十分に補給する
冬に部屋の中で、エアコンやヒーターを付けた状態では、部屋が暖かくなると同時にどんどん乾燥していきます。部屋が乾燥した状態では、ウィルスが活発になった状態になるので、乾燥した喉などからウィルスが進入する危険が高まります。ウィルスの進入を防ぐ為には、十分な水分補給によって喉の潤いを保つ事が必要になります。また、水分補給で血液の循環を良くする事によって、冬場の冷え性を予防・防止する効果もあります。
職場などが乾燥している場合にも、常に水分補給できるようにペットボトルなどを持ち込むと良いでしょう。日頃の水分補給は、水、お茶、スポーツドリンク、ニアウォーター飲料などが基本です。また、果物を食べる事も水分補給、ビタミン補給に有効です。
おわりに
冬になると寒さに負けて動きたくなくなるので、生活のリズムが狂ってしまいがちです。生活のリズムが狂ってしまうと、免疫力が大幅に低下して、様々な病気にかかりやすくなってしまいます。生活の簡単な部分を意識するだけで、体温を上昇させて免疫力を高める事が出来るので、体を暖かく保つ工夫をしてみてはいかがでしょうか。
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