日本人が自宅で必ず作る料理の1つに「天ぷら」があると思います。天ぷらは、食材をそのまま油であげただけのシンプルな調理法ですが、美味しく仕上げるのは難しい料理です。天ぷらは、料理のやり方によって、味が大きく変わります。自宅で簡単に美オイシイ天ぷらを作る方法を紹介します。
1、食材の水分は取り除く
天ぷらの食材に水分が含まれていると、油に入れた時に水分が飛び散るなどして、危険な上に味も落とすことになってしまいます。天ぷらを美味しくする為には、天ぷらの食材に使う野菜などの水分をできる限り取り除いておく事が大切になります。キッチンペーパーなどを使って、食材を良く拭いておく事が重要になります。
2、小麦粉は必ずふるう
天ぷらに使用する小麦粉は、必ずふるいにかける事が大切です。ふるいにかける事によって、小麦粉が空気に触れて固まりになりにくくなります。ふるいにかけた小麦粉は、冷水に卵を混ぜたものに入れて、時間をかけずに素早く溶かします。あまり溶かしすぎると、ねばねばになってしまって、美味しい天ぷらのサクサク感が大きく削がれてしまうので、粉っぽさを残すぐらいが丁度いいです。
3、適量の油を使う
油は鍋の2/3程度が適量であるとされています。油が少なすぎたり多すぎたりすると、天ぷらに適温である170度を保つことができなくなってしまうので、天ぷらの味が悪くなってしまいます。適量の油を使うことで、食材の火の通りが良くなってサクサクに仕上げる事ができる様になります。
4、泡が少なくなれば食べ頃
材料は、油の中に少しずつ入れていきます。油の中でゆっくりと揚げて、材料から出る泡が少なくなってきた頃が食べ頃になります。十分に油をきって、キッチンペーパーなどに立てて並べましょう。油を十分にきったうえで、味が落ちる前に食べた方が美味しく食べられます。
おわりに
いかがでしたか?少しの工夫をするだけで、自宅でも料亭で作るようなオイシイ天ぷらを実現する事が出来るのです。天ぷらは、少ない材料で簡単に出来る日本料理ですので、紹介した作り方で試してみてはいかがでしょうか。