バーに行っても恥ずかしくならないカクテルの基礎知識


大人のデートでは、夜のバーでお酒を飲むというのも定番です。バーに飲みに行った時には、ほとんどの人がカクテルを注文する事でしょう。カクテルというのは、基本となるお酒+ソフトドリンク(お酒もOK)を加えたものです。味が自分好みで選べて、見た目も良いという事で、バーでは欠かせない飲み物となっています。

カクテル=主材料(お酒)+副材料(ソフトドリンク)


 
カクテルの基礎
 
カクテルを知る為には、最初にベースとなるお酒の種類を知っておく必要があります。ベースとなるお酒を知っておけば、それにソフトドリンク(お酒)を加えてカクテルの出来上がりだからです。

ベースとなる代表的なお酒としては、ジン、ウオツカ、テキーラ、ラム、リキュール、ワイン、ビール、ウイスキー、日本酒、焼酎などがあります。簡単な特徴のみおさえておくと良いでしょう。
 
ジン・・・・・カクテルベースで良く使う
ウオツカ・・・ロシア人が好きな強いお酒
テキーラ・・・全てメキシコ産のお酒
ラム・・・・・サトウキビが原料のお酒
リキュール・・お菓子にも入っているお酒
ワイン・・・・ぶどうから作るお酒
ビール・・・・消費量No1
ウイスキー・・お父さんに人気のお酒
日本酒・・・・米から作るお酒
焼酎・・・・・日本の代表的蒸留酒
 
カクテルの混ぜ方
 
カクテルを作る時には、ベースに何かを混ぜて作ります。混ぜ方は様々ですが、初心者が覚えておくと良いのは、ビルド、シェーク、ステア、ブレンドなどの混ぜ方です。良く見るバーテンダーが金属のシェーカーを持って混ぜる混ぜ方は、シェークと呼ばれる混ぜ方です。自分で作る事がなければ、特に覚えておく必要はないでしょう。
 
ビルド・・・・グラスで直接混ぜる
シェーク・・・金属のシェーカーで混ぜる
ステア・・・・ミキシングラスで混ぜる
ブレンド・・・ミキサー(ブレンダー)を使う方法
 
スタンダードのカクテル
 
ショートドリンク
 
ショートドリンクは、カクテルの中でも短時間で飲み干す事に適したカクテルです。アルコール度数が高いですが、量は少ないという特徴があり、カクテルグラスに注がれます。温度が低い状況を想定して短時間で飲む事を想定しているので、氷も入っていない事が多いです。

写真:カルーア



先の方が三角になっているのが一般的で、90mlのグラスが標準的です。8分目まで入れれば70ml、普通に注がれる量の基本が60mlとなっています。60mlと言えば、普段飲んでいるジュース360mlの僅か6分の1なので、すぐに飲み終わってしまう量です。そして、すぐに飲み終わるのがショートドリンクの楽しみでもあります。
 
サイドカー 
 
ブランデー(30ml)、ホワイト・キュラソー(15ml)、レモンジュース(15ml)を混ぜ合わせた茶色をしたカクテルです。ブランデーベースとなるカクテルで、酒に弱い女性でも飲みやすいが、結果として酔いつぶれるので「サイドカー」(助手席)という名前になっているという事です。
 
マティーニ
 
ジンベース(3/4)の非常に有名なカクテルで、「カクテルの王様」とも呼ばれています。伊マルティーニ・エ・ロッシ社が自社の広告戦略として流行させたお酒ですが、今では世界中で好まれています。ジンの代わりにウォッカ、焼酎など別のお酒を用いる事もあります。ショートドリンクとして短時間で飲むお酒です。欧米では、食前酒として好まれますが、日本人には強すぎます。
 
ロングドリンク
 
ロングドリンクは、比較的長い時間をかけて飲むカクテルとして親しまれているカクテルです。ある程度の時間をかけて飲むので、氷が入ってくる事があるカクテルです。

写真:カンパリソーダ


カンパリ・オレンジ

イタリアを代表するリキュールのカンパリ(45ml)にオレンジを加えた弱くて甘いお酒です。お酒に弱い人でも飲める7,8度に設定されているので、女性などがオーダーすると良いでしょう。カンパリの苦味がかった甘さと、オレンジの酸味の相性が良い有名なカクテルです。
 
スクリュードライバー
 
ウォッカ(45ml)をベースにオレンジジュースを適量ほど混ぜたお酒です。オレンジジュースが効いて飲みやすいですが、アルコール度数が強いので、下心がある男性が勧めるお酒です。日本でも非常に有名なお酒で、名前も良く知られています。
 
モスコミュール
 
ウォッカ(45ml)にライム(15ml)とジンジャエール適量を混ぜて作られるカクテルです。オールデーカクテルとして、食前・食後を問わずに飲めるカクテルです。ウォッカをベースとしているのでとても強いお酒で、10-16度ほどの度数が一般的です。銅・マグカップに入れて出される事があります。ロングドリンクに分類されます。
 
テキーラ・サンライズ
 
テキーラ(30ml)にオレンジジュース(60ml)、グレナデンシロップ(2tsp)ほど混ぜて作ります。グラスに沈んだグレナデンシロップが、メキシコの朝焼けをイメージしたカクテルです。12-14度の度数で提供される事が多く、ロマンチックなイメージも演出できます。

カクテルの紹介サイト

サントリーカクテルレシピ検索
http://apl.suntory.co.jp/wnb/cocktail/top/temp__top
 
おわりに
 
カクテルの知識を多少なりとも身につけておくと、夜のバーに行って楽しくメニューを見ることができます。カクテルというのは、それこそ山の数ほどあるものなので、分からない事はバーテンダーに積極的に聞いてみると良いでしょう。お酒の強弱、女性の好み、バーに来ている状況などをバーテンダーに相談して、好みのお酒を造って貰えれば、バーを更に楽しむ事ができます。
 

 

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