クレジットカードの審査で落ちない方法


日本も少しずつカード社会になってきているので、クレジットカードを保有する事は当たり前になってきました。クレジットカードの審査基準は、クレジットカード会社から公表される事はありません。クレジットカードを作成するにあたって、注意しなければいけない事についてまとめました。

信用情報が最も重要
 
クレジットカードの審査で最も重要になるのは返済履歴です。年収などは、カード限度額を考慮する上では重視されますが、クレジットカードを利用した時の返済能力を示すものとはなりません。クレジットカードを作ろうと思った時には、クレジットカードの過去の利用履歴などが特に大事になってきます。
 
クレジットカードの信用情報機関
 
日本にも、いくつかの「クレジットカードの信用情報機関」というものが存在しています。ほとんどのクレジットカード会社は、この信用情報機関に加盟して、個人のクレジットカードの利用状況を共有している訳です。過去のクレジットカードの利用履歴であったり、借金の具合などが大まかに登録されています。
 
クレジットカードヒストリー
 
過去のクレジットカードの履歴は、クレジットカードヒストリーと呼ばれていて、個人の信用情報としてクレジットカード審査の時に使われます。信用情報機関であるCIC(シーアイシー)などに問い合わせれば、自分のクレジットカード履歴を取り寄せて見る事もできます。
 
クレジットカード履歴には、細かい金額までは書かれておらず、単に1ヶ月ごとに8種類の記号が履歴として書かれているだけです。この記号の中で、「$」ドルマークが並んで($$$$$$$)いれば、毎月カードを使った上で返済も問題ないので、信用度がとても高くなります。しかし、客の事情で入金なしの「A」(入金遅れ)マークを含んで($$A$A$$)いると、返済しない人としてマイナス評価になります。
 
「$」 当月の請求額どおり入金された 
「A」 お客様の事情で入金なし
「-」 特に請求もなく入金もなかった。
「B」 お客様以外のトラブルで入金されなかった。
「C」 入金されない理由が不明。
「P」 当月の請求額の一部を入金された。 
「R」 お客様以外からの入金を頂けた。
「 」クレジット会社から情報の更新は特になかった。
 
クレジットカード会社は、毎月のクレジットカード入金状況を確認(自動)して、信用情報機関に送信を行っています。最近は厳しくなってきており、1日でも返済が遅れると「A」を付けられる場合が多くなっているので注意が必要です。
クレジットカードの審査に通るには
 
・クレジットカードを作りすぎない
 
クレジットカードは、必要以上に沢山作り過ぎないようにしましょう。クレジットカードを作る時には、現在の保有枚数もチェックされて、多すぎるカード保有ではクレジットカードの審査が通りづらくなってしまいます。特に新しいカードを作ってから6ヶ月以内に新たなカードを作ろうとすれば、信用情報機関の履歴に掲載されているので、審査に通らない場合があります。
 
・利用履歴が重要
 
クレジットカードの審査に通るには、クレジットカードの履歴に「$」ドルマークを並べる事が大事になります。携帯電話などを持っている人は、携帯電話をクレジットカード支払いにして、しっかりと支払いを行い続けておけば、信用度は少しずつ高くなっていきます。逆に「A」(入金遅れ)を1回でも出すと審査に通らない場合があります。
 
例えば、5年前に携帯電話の支払いを忘れていた!など、自分が気がついていない支払い履歴によって審査を落とされる事があります。審査に何度も落ちてしまった場合には、信用機関に信用履歴を照会してみるのが良いでしょう。
 
・デビットカードの活用
 
クレジットカードを初めて作るという場合には、全く信用情報が無いという状態で、審査に落ちる可能性もあります。とりあえず、楽天銀行 などでデビットカードを作成して、クレジットカードを利用しても、支払い能力がある事を示していきましょう。
 
・配偶者の有無、持ち家など
 
クレジットカードは、短期の資金借り入れに相当するので、配偶者の有無であったり、持ち家なども審査の対象になります。例えば、単身で収入があり(配偶者なし)、実家に住んでいて持ち家(借金が支払えない時に売却可能)であれば、審査に通りやすくなります。
 
逆に配偶者が無職(養うお金が必要)で、持ち家が無い借家住まいなどであれば、クレジットカードの審査が通りづらくなってしまいます。また、過去を含む同居世代家族に多額の借金、自己破産経験者などが居れば、クレジットカード審査を通りづらくなる可能性があります。
おわりに
 
日本においても、クレジットカードの保有が一般化していて、買い物など生活の一部として定着しています。米国などにおいては、クレジットカード履歴が個人の信用情報として、就職などにも影響するとされています。日本でも将来的にクレジットカード履歴が様々な場面で利用される可能性があるので、クレジットカードを計画的に使えるようにしておきましょう。
 

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