日本人がタイに海外移住する方法


日本人でタイに移住する人は、毎年かなりの数になるとされています。日本人の多くがタイを訪問すると、南国の雰囲気に包まれたタイに魅了されて、タイの事が好きになって、何度も訪問するようです。そして、タイを好きになって移住者も多いようで、特に日本で働いていた仕事を辞めてタイに移住する日本人が多いです。

ワット・プラケオ

タイにしばらく住んで練習する

タイに移住する決意をする人の多くは、既にタイに何度も行っている人だと思いますが、旅行で行くのと住み続けるのは実感が違うはずです。移住を決意する前に、最初に旅行よりも少し長い期間(具体的には1~3ヶ月)タイに住んで、自分にタイという国があっているかどうかを確かめるのが良いでしょう。

タイに限らず1~3ヶ月ぐらい住んでみると、タイの生活の様子にも慣れて、友達などもできて情報を仕入れやすくなります。最初に情報集めの意味でも、しばらくタイに滞在する事は良い事です。それでタイが合わないようならば、また日本に帰国して日本で生活すればいいからです。

タイで住む場所を探す

最初にタイに到着したら、タイで住む場所を探す必要があります。長期で安く滞在する多くの日本人は、アパートを選んでいます。また、お金に余裕があったり、定期収入があって少し良い暮らしをしたいと考える場合には、プールなどの設備も付いたコンドミニアムで生活するのも良いでしょう。最初は、アパートから始める日本人が多いようです。

タイのアパートは、1年契約の場所が多いので、契約する時に契約期間を良く確認してトラブルにならないようにしましょう。また、最初にデポジットとして家賃2か月分を納入するのが普通とされています。退去時には、清掃費などをひいて返金されるのが普通です。

タイに住む家賃の相場

タイに住む相場が非常に重要ですが、バンコクの物価がここ毎年のように上昇しており、バンコクのアパートに1人で住む場合の家賃が月額2~3万円、コンドミニアムの場合にその2倍ぐらいの価格設定になっています。賃料が高ければ良い場所に住めますし、3万円を超えた価格で1人暮らしをすると、なかなか良い部屋を選ぶことができます。

タイに移住する人の多くは、日本よりも安い物価で生活する事を1つの目的としていますので、3万円ぐらいのアパートに住んでいれば十分に満足した生活が過ごせる事でしょう。家賃を安く抑えれば、後は食費、雑費などが数万円と考えて、バンコクでも10万円以内で生活する事ができます。最近、タイの物価は上昇傾向にあり、タクシー、食事以外のところは、安くないと感じる事も多いようです。

バンコクの物価が高い

多くの日本人が口をそろえて言うのは、バンコクでまともに暮らそうと思えば、月に10万円ぐらいは必要になってしまうという事です。東京だと、さすがに賃貸の家賃込みで10万円で暮らすのは相当に厳しいですが、バンコクだと10万円以下で暮らすことは可能ではあるようです。しかし、日本でも地方都市に行けば、月額10万円(家賃2万)で暮らせますし、日本は地方都市でも医療が充実していて、健康保険を使えば安価に医療を受ける事もできます。

タイでもバンコク以外の都市だと物価が安くなり、地方都市になると、月額1万円ほどでワンルームが借りられるところもあります。ただ、タイの田舎で暮らしていると、医療にはかなりの不安を伴ってしまうでしょう。また、収入の面で外国人が働けるという訳ではないので、収入面でも不安が残ります。特に外出したり何もしなければ、お金がかからず何も出費が発生しないのは日本と同じです。

厳格化されていくタイのビザ

タイは、以前であれば観光ビザの更新で滞在する事が可能でしたが、現在はそのような滞在方法は難しくなっています。カンボジアに出国してからすぐに入国するように以前に何度もノービザで滞在し続けるようなやり方は、現在では無理になっています。10年前のタイは、ビザの心配もしなくて良かったし、今よりも生活費が安くて日本人も楽しく滞在できていましたが、その状況も物価の上昇とビザの厳格化で変化しているという事です。

50歳以上であれば、リタイアメント・ビザ(300万円の残高証明でOK)というものがあって、比較的簡単に取得できます。その他の人は、学生ビザが1年になって厳格化されているので、観光ビザの取得が現実的かもしれません。

タイでの過ごし方

タイにおける過ごし方というのは、人それぞれです。タイで風俗にはまりこむ人もいれば、普通にタイのコミュニティに紛れ込んでタイ人と仲良くやっている日本人もいます。

それなりにお金を蓄えていくとか、インターネットを使って稼ぐ方法を日本で構築してから現地に行くなどしないと、タイに行ってから予想以上に苦労する事になるかもしれません。

 

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